がんばろう!千葉 立ち上がろう!!かずさのページ

がんばろう!千葉 立ち上がろう!!かずさ

「がんばろう!千葉 立ち上がろう!!かずさ」は、昨年2019年に発生し千葉県に大きな被害をもたらした台風15号と台風19号による被災の状況、そして復興のために頑張って立ち上がろうとしている姿を多くの皆さんに知っていただき、被災された方々を応援していく番組です。

君津市 石井 宏子 市長

放送日:2020年3月25日(水)・27日(金)・29日(日)

送電用鉄塔が倒れた現場
君津市災害対策本部での会議
支援を行っていただいた自衛隊隊員の皆さんと
森田健作・千葉県知事と共に視察する石井宏子・君津市長

台風15号・台風19号への対応に奔走された石井宏子・君津市長。台風による君津市内の被害状況、自治体や自衛隊、ボランティアによる支援、避難所の対応、そして、君津市として取り組んでいる支援制度、今後にむけての課題・対策についてインタビューをさせていただきました。

インフォメーション

君津市
公式ホームページ:https://www.city.kimitsu.lg.jp/
君津市防災情報(公式Twitterアカウント):https://twitter.com/bousai_kimitsu

番組の音声

小澤 秀博さん(千葉県立君津亀山少年自然の家 庶務課長)

放送日:2020年3月18日(水)・20日(金)・22日(日)

復旧作業前の進入路
復旧作業後の進入路
復旧前のショートオリエンテーリングコース
復旧後のショートオリエンテーリングコース

「きみかめ」の愛称で親しまれている、千葉県立君津亀山少年自然の家。
東京ドーム4個半分にもなる敷地には自然豊かな森が広がり、たくさんの野生動物が生息している環境を活かして、自然体験活動、野外教育活動、環境教育学習などを行っていますが、台風15号・台風19号によって、停電や電話の不通、スコアオリエンテーリングのコースが倒木によって通れなくなるなどの被害を受けました。

スコアオリエンテーリングのコースはまだ完全復旧はしていませんが、一部のコースは今春には利用できるようになるそうです。ぜひ、「きみかめ」を訪れてみて下さい。

建物外観

インフォメーション

千葉県立君津亀山少年自然の家
公式ホームページ:http://www.kimikame.net/
電話:0439-39-2628(代表)
FAX:0439-39-2609

番組の音声

藤平 正明さん(鹿野山ゴルフ倶楽部 執行役員支配人)

放送日:2020年3月11日(水)・13日(金)・15日(日)

白鳥コース
天神コース
浅間コース
コースの被害状況
コースの被害状況
コースの被害状況
かずさエフエム臨時スタジオ
かずさエフエム臨時スタジオ
かずさエフエム臨時スタジオ

東京湾と房総連山を一望できる伝統と風格のゴルフ場・鹿野山ゴルフ倶楽部。

台風15号によって、3つあるコース内の樹木およそ1,000本が倒れて折れてしまったり、法面が崩れて大量の土砂がコースの芝生の上に流れて覆ってしまう等、大きな被害に遭いました。

スタッフ総出での復旧作業はとても大変な状況でしたが、そのようななか、断水が続いていた鹿野山地区の住民の皆さんのために、施設内のタンクの水をウォータータンクに入れて自治会長さんと配ってまわり、一緒に困難な状況を乗り越えようとしたそうです。

また停電の影響で本局と送信所を結ぶ回線が不通となったかずさエフエムは、白鳥コースにある売店をお借りして臨時スタジオを開設し、2019年9月10日~19日までの間、防災ラジオとして各市での支援情報やライフラインの状況を伝えることができました。

営業を再開し、素晴らしいコースで皆さんがプレーを楽しんでいる鹿野山ゴルフ倶楽部。
2020年に開場60周年を迎えます。4月8日から全てのコースで乗用カートが乗り入れられるように準備を進めていて、更に快適にプレーできるようになるそうです。ホームページ限定のお得な料金プランもあるので、ぜひお問い合わせ下さい。

インフォメーション

鹿野山ゴルフ倶楽部
公式サイト:http://www.kanozan.co.jp/
電話:0439-37-2211

番組の音声

鈴木 宗男さん(きみつ里山活動ネットワーク 会長)

放送日:2020年3月4日(水)・6日(金)・8日(日)

風にあおられた杉林
仲間と現地視察

君津市鹿野山で大工をしてきた鈴木宗男さんにとって、材木を切り出すことができる周囲の山々は、「生業」のために必要な山であり、鈴木さんはその山を背にしてこれまで山とともに生活してきました。人の生活を支え、人と共存する山、鈴木さんはこれを「里山」と呼びます。

台風15号で、自宅の屋根が飛ばされてしまった鈴木さん。自宅も心配でしたが、夜が明けてすぐに大切な里山を見に行きました。倒木が多く大変な状況でしたが、鈴木さんは、大切な「里山」を甦らそうと決意しました。

以降、里山の魅力を伝えるために結成していた「きみつ里山活動ネットワーク」のスタッフとともに山の復興作業を行っています。努力の甲斐あって、当初は、4本中3本が通行不可能だった鹿野山への道も開通し、今では問題なく通行ができます。

「ここまで復興できたのも、君津市役所で集めてくれた多くのボランティアのおかげ」と、鈴木さんは感謝の気持ちも忘れません。

今後も里山活動が続くようにと、里山に関する講演会やシンポジウム「きみつ里山のにぎわい」を開催します。新型コロナウイルスの関係で2月29日の開催はできなかったものの、延期をしても開催を計画しているとのことです。

今は台風被害の経験を正しく分析し、今後に生かすことが大切だと鈴木さんは考えています。

“それでも里山は未来に向かい進む”というイベントタイトルに、鈴木さんの気持ちをうかがい知ることができます。

インフォメーション

きみつ里山活動ネットワーク
http://kimitsu-satoyama.net/
イベントのチラシ
鈴木宗男会長(中央)

番組の音声

鴇田 英将さん(亀山温泉ホテル 参代目)

放送日:2020年2月26日(水)・28日(金)、3月1日(日)

台風による停電で、暗闇の中で家族と過ごす
ホームページ上で炊き出しと温泉開放を告知
貸切半露天風呂
部屋からは湖を展望できる

昭和25年より大自然に囲まれ営業してきた、源泉掛け流しチョコレート色の天然温泉の湯宿「亀山温泉ホテル」。台風15号が直撃する中、参代目の鴇田 英将さんは施設が心配で夜通しホテルで過ごしました。
翌朝も予想通りの停電、一部で雨漏りが発生などの被害があったものの、鉄筋コンクリート3階建ての館内は、お客様が過ごすスペースの大半は無事で、営業再開も考えていましたが、予想を大きく上回る期間のライフライン断絶、営業はおろか家族の生活も夜は小さな灯をともし支え合い、なんとか元気を分かち合う日々でした。

そんな中、周辺地域の方々のために何かできることを探そうと、9月19日には炊き出しと温泉開放を開始、周辺の被災者休憩所としてホテルを提供しました。

台風15号の直撃から2週間後に営業を再開し、現在に至るまでお客様のお越しをお待ちしていますが、キャンセルも多く、これまで通りの営業実績はあげられていないといいます。しかし鴇田さんはこの状況を打開するためにも、台風直撃以前から工事を進めていた、貸し切り半露天風呂を完成させました。それは家族水入らずで入れる露天風呂を作りたい、子供の記憶に残り続ける体験を提供したいという強い思いで創られた念願の施設です。

台風15号による被災を乗り越えて完成した、湖畔の半露天風呂にて「家族の絆」を育みに、「亀山温泉ホテル」へいらっしゃいませんか?

インフォメーション

千葉房総の亀山温泉ホテル(公式ホームページ)
http://www.kameyamaonsen.jp/

番組の音声

鈴木 克之さん(久留里城址資料館館長)

放送日:2020年2月19日(水)・21日(金)・23日(日・祝)

無傷だった久留里城天守閣と鈴木館長
倒木により折れた電柱が登城道を塞ぐ
天守閣と資料館を結ぶ歩道
歩道修復のための測量作業

久留里の丘陵に建つ久留里城天守閣と資料館は、台風15号が通過する中、建物自体は大きなダメージは受けずに済みましたが、周辺の電柱の破損による2か月近くにわたる停電と、倒木による道路の寸断および大雨による崩落の被害を受けました。

かつての城と武士の姿を彷彿させる甲冑や刀剣などの資料館の展示品は、湿度が60%を超えるとカビが生えるなどの劣化が進む危険性があります。資料館の職員は、これを食い止めるべく家庭用除湿剤で応急措置を取り、その後は発電機と除湿器を稼働させ、停電の間も展示品を守り抜きました。

2019年11月9日には資料館は再開し、夜間は天守閣のライトアップもされています。
一部崩落した天守閣へ続く歩道も、ようやく修復のための測量作業が始まりました。

資料館の鈴木館長は、「大きな被害ではあったが、多くの老木が倒れたことにより、天守閣のある城山からの眺望は開けた」と語ります。歩道が完全に修復されるまで散策の際は足元に注意する必要がありますが、昨秋に新たな歴史を刻んだ久留里城周辺に足を運び、久留里観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。

提供された蓄電池や市販の除湿剤で湿度を保つ

インフォメーション

久留里城・資料館(君津市公式ホームページ)
https://www.city.kimitsu.lg.jp/site/kanko/2189.html

番組の音声

榎本 富美雄さん、長田 英二さん

放送日:2020年2月12日(水)・14日(金)・16日(日)

被災したメロンのハウス撤去作業
被災したカラーのハウス
豊かな湧水で育つカラー
(左側より)榎本さん、長田さん

台風15号の通過直後、君津市・小糸地域では多くの農業用ハウスが無残な姿となりました。
小糸・大井戸で農業を営む豊穣倶楽部の榎本富美雄さんは、自宅前のメロンのハウスが全壊となり、辛い思いを抱きながらハウスは撤去し作物は廃棄するしかありませんでした。

また、君津市が日本における生産量ナンバー1を誇る湿地性の植物「カラー」も、やはりハウスで栽培されており、小糸地域の約7割にも上るカラー農家で何らかの被害が確認されました。

しかし、多くのカラーのハウスは破損したものの、被災当時君津市小糸花卉園芸組合の組合長に就任したばかりだった長田英二さんは、「水生植物のカラーは、水中に残った株が冬の寒さにさらされなければ、3月からの出荷最盛期までに再生可能」と、約40件の組合の仲間に声をかけ、ハウスの再建に取り組みました。普段は別々に農作業を行うカラー農家はチームを作り、通常は業者にお願いするハウスの撤去・建設作業を冬が来るまでに大方完了させました。

年間通して15℃前後に保たれる同地域で噴出する湧き水の助けもあり、カラーは無事に再生し、まもなく出荷の最盛期を迎えようとしています。榎本さんも長田さんも、「被害は大きかったが前を向くしかない、どうか小糸のカラーを購入してほしい」と願っています。
カラーの購入は直売所か小糸花卉園芸組合のホームページで!

インフォメーション

小糸花卉園芸組合ホームページ
https://www3.hp-ez.com/hp/koitocalla/

番組の音声

鹿野山神野寺 副住職 岩間 照種さん

放送日:2020年2月5日(水)・7日(金)・9日(日)

被災した建物の様子

日本で4番目に聖徳太子によって開かれた関東最古の名刹(古寺)、鹿野山神野寺。
台風15号によって、かずさ地域で唯一の重要文化財「鹿野山神野寺の表門(おもてもん)」は、全壊してしまいました。

重要文化財であることから撤去作業などに手を付けられませんでしたが、破損した部材を利用して復元する方針が固まり、1月16日にようやく撤去作業が始まりました。

復元まで3年以上の月日を要するため、撤去した部材が劣化しないように、部材を保管する仮置き場の建設も同時進行しています。岩間照種 副住職は、「これまで多くのボランティアの方の応援が力になりました。室町時代より約500年の月日の経つ、禅宗様で質素なつくりの表門を、この後の世代にも引き継ぎたい」と、意気込んでいます。

復元作業にかかる費用の一部は、再建奉納金のご寄進で賄われるそうで、奉納金を5,000円以上寄進されると、同じく台風で倒れたご霊木を材料にして、副住職が奉納者の名前を浄書したお箸が贈られるとのことです。

解体工事が始まった表門
表門部材仮置き場の建設
復興再建奉納金受付所

インフォメーション

電話番号
0439-37-2351
復興再建奉納金振込先

郵便振替口座の場合:
番号 00180-4-47302
現金書留の場合:
〒292-1155 千葉県君津市鹿野山321-1
電話:0439-37-2351

※お振込の際、通信欄に再建奉納金とお書きください。

ホームページ
https://jinyaji.web.fc2.com/

番組の音声